少し前のことだが、とある地下街のカフェでランチをしてながら、通る人を観察していたときのこと。
警備員の方が歩いていました。警備員の方、といえばもちろん、制服を着用しています。ですが、たったそれだけのことで、その人が安全な、いい人に見えるのはナゼだろう?もし、今、自分が危険な状態になったら、その人に助けを求めるでしょう。
たとえば、それが街中だったとしたら?
目に付いた警察官や警備員の方にやはり助けを求めるのでは?
その判断の基準となるもの、やはりそれは制服だろう、と改めて思った。
つまり、人の人相や様子よりも制服を着用していることでこの人は安全だ!、頼りになるはず、という判断を無意識的にするのだろう。それこそが制服の威力なのだろう。
でも、本当に制服を着用しているからといって安全なのだろうか?最近はそのような制服を着ている方が起したストーカー事件、殺人事件、暴力行為などもニュースでみかけるようになった。だからといって、制服=危険というわけでは決してない。だけれど、安全性がないと判断してしまうと、これから先、いざというときに誰に助けをもとめればいいのだ?という素朴な疑問にいたる。しかし、100%安全だ、と言い切ることも出来ない。不条理な葛藤である。
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