皆さんはドアをノックする時には、何回ノックをしますか?
「トントン」?「トントントン」?さぁ、どっち。
実はドアのノックの回数にもマナーがあることをご存知ですか?
最近では、よく某CMで「大人のマナー」といって、色々説明してくれてますが、あれはありがたいですね。会社で面接官をしていると、そういう細かなマナーが意外と気になってしまいます。
よくドラマの中で、会社の会議室への入室シーンなどで「トントン」とドアをノックするシーンがありますが、実はこれは間違い!
「トントン」2回のノックはお手洗い。
つまり、会議室や来訪した場合にノック2回は相手に対して失礼にあたる訳です。
ベストは3回、または4回。
その違いといえば、3回は友人・知人といった相手へ。
4回は、はじめて訪問する場所や礼儀払うべき相手に対する回数。
ドラマでいえば、秘書さんが社長室に入るときに、「トントン」とはいっていくのではなく、「トントントントン」とドアをノックして入室するのが、正しいマナー、というわけです。
「だけど、"トントン"に慣れていて、いまさら、変えづらい」と言いたくなる方におすすめしているのが、「トントン、トントン」と区切りをいれてノックする。これなら、今までに近い形で、正しいマナーを実行できそうじゃないですか?
これも、知らない人は知らないけれど、知っている人は知っているちょっとしたマナーですよね。
先日、葬儀の後、和尚さんが「テレビドラマの葬儀のシーンなどは、マナーがなっていなくて、がっかりします。」とお話されていました。
私も同じように、思っていました。意外に多いんです、そういうシーン。
でも、テレビでいつも目にしているから、それが当たり前だと思い込んでしまっている方もたくさんいらっしゃるようです。
私は、一度、このノック回数の改善を社内中に徹底させたことがあります。
取締役や監査役にも実施してもらいました。
自分が身をもって体験することで、来客時や往訪時にも心がけるようになった、と喜んでもらえた一方で、取引先のマナーにも目がいくようになったとのことでした。
私と同じように、面接官の際に、そんな細かなところを目にしている人もいるかもしれませんよ!
今回、テーマにしたドアのノックは、小さな一例にすぎませんが、知っている人なら、「お!」と気がついてくれる
かもしれません。誰にも気づいてもらえなくてもいい、それでも、ちょっとした心遣い、いかがですか?
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