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今日、一番気になったニュースは、「東京大気汚染訴訟の和解」でした。

原告側は都内在住、在勤のぜんそく、慢性気管支炎、肺気腫患者633人。

本日、発表された和解案は、医療費助成制度の制定。
都内に1年以上在住している気管支喘息患者であり、非喫煙などの要件を満たすもの、を対象とし、対象に5年間実施するというもの。(つまり、5年後には見直す、とのことですが)


この気管支喘息。とても大変な病気です。
気管支喘息の治療費は確実に家計を圧迫する病気だと思います。
月額に必要とされる医療費は1万円超えがあたりまえ、発作を起こし、点滴や入院となれば、それ以上の経費がかさみます。しかしながら、一生付き合っていかなければならない病気なのです。
そして、私も周りにも喘息発作が原因で、休職に至った方もいます。

ですので、この助成制度、とても素晴らしいと思いますが、いつくか納得がいない点が・・・。
なぜ、慢性気管支炎や肺気腫患者は対象外にしたのか?
5年間は保証してくれても、その後は・・・・?
あと、なぜ、在住者のみが対象なのか?原告側に在勤者も含まれているのに・・・・なぜ?

そう、東京勤務の後に、気管支喘息にかかり、東京への勤務・通院を続けている、けれど、自宅は東京都ではなく、関東近郊。こういう人はその助成の対象外、というわけです。
在勤しているとさ、自宅に居る時間よりは都内で仕事をしている時間の方が多いのでは?
なぜ、ダメなの?と、声を大にして主張したい!問いたい!
喘息は悪化していくと、仕事をしていくのも難しくなっていく病だと思います。
だけれど、慢性疾患のため、永遠に高い病院代は必要となるのです。収入源は失われるのに、喘息の治療費はかさんでいく。はっきりいって、悪循環です。

この和解で、導入されるのが、都だけの助成制度だとしても、他の道府県でも、多いに参考にし、助成していただきたいものです。
喘息やアレルギー持ち、という方は意外に自分の身の回りに多いはず。
だけれど、それが死に至ることもあるくらいの危険の多い病気だと、認識している人は少ないはずです。
「よく耳にする病気だから、そんなたいしたことはないのだろう」、そんな認識の持ち主が多いように感じます。


たとえば、こないだ選挙の投票にいった際の風景。
投票所の中には、たくさんの蚊取り線香が炊かれていました。
蚊がくる。選挙管理のために、そこに居る方々が少しでも快適に監視ができるよう、蚊取り線香を導入したのでしょう。ですが、喘息の方にとって、煙は呼吸困難を引き起こす原因にもなります。もちろん、蚊取り線香も例外ではありません。
社内のミーティング中にタバコを吸う人も。これもかなり呼吸がつらくなる原因のひとつでしょう。
ふとしたことが、想像以上に患者を苦しめているのだ・・という事実をもっと知っていただきたい!
もちろん、それは喘息だけならず、いろんな病気に対しての配慮、というものが必要なのではないでしょうか?

Excellent!!!と叫べるような判決ではないけれど、今後への大きな一歩だと思い、感動しました。
実際に、原告側の方も「解決金の金額については不満があるものの、誇りを持ち、胸を張って本勧告(和解)を受け入れ、この骨子を前提に今後の和解協議を進めることに同意する」と回答されています。
原告団の方々、11年間、お疲れ様でした。

私もこれから先、喘息患者に対し、よりよい環境がつくられていくことを願ってやみません。
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